2005/10/25

C-BTE1日目:カンファレンスの全体像

カンファレンス一日目。
みんな、しゃべるのが速いよぉ。
慣れない言葉もいっぱい出てきて、結構聞き流してしまっている。

でも、ようやく何がなされているのか、ということが見えてきた。

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Introductory Seminar
アウトライン
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◆セッション1:
Accelerating Church Planting Movements Worldwide by
Training Leaders in "the Way of Christ and His Apostles"
(「キリストと使徒の方法」でリーダーを訓練することで、
 世界中のチャーチプランティング・ムーブメントを加速させる。)

今、世界は劇的に変化しており、新しい世界観の構築が急務となっている。
キリストと使徒たちの方法に、革新的に立ち返る必要がある。
BILDとはフィロソフィー、カリキュラム、ネットワークである。

フィロソフィー:
1 パウロの宣教サイクル
(1)戦略的都市の伝道
(2)地域教会の確立
(3)忠実な者に委任する
2 ディダケー(教え)
3 パウロ―テモテ・モデル

教会が存続しないのはなぜか?
1 タイプ3のリーダーをふさわしく訓練するのに失敗
2 「固有、土着(indigenous)」という言葉の理解が不十分
3 「教会」の定義が不完全
4 使徒の教えに留まらない
5 神学校教育が、リーダーを育てるのに不十分


<考えたこと・疑問点・示されたことなど>
・本郷台で導入するためには、何を変えていかなければならないのだろう。
 どこが私たちの考えの中で障害となっている部分か?
・本郷台では実際に仕える者となることを重視して、多くの働きが生み出されている。
 しかしそのコアとなる「教会」に何か欠けているような気がする。
 「教育・牧会」を根本的に見直して変革していく必要があるように思う。
・MDCと一般信徒の教育のあり方の関係は?
・チャーチスクールの延長線上にC-BTEを置く事が出来るだろうか?
・聖書的に考え、成熟したリーダーを育てることのできるリーダーを育てるために、
 私が果たしていくべき役割はなんだろう。
・現在の教会のビジョン、取り組み、ミッション3000と、C-BTEとの関係、
 位置づけをしっかりと考え直す必要がある。
・時間の使い方、すでになされている働きとのバランス
・教会は「どの様な人を育て生み出したいのか」という明確なイメージを確立したい
・「アンテオケタイプの教会」とは?
  ・・・教会を生み出していく教会。


◆セッション2:
Curriculum for Type I and II Leaders
(タイプ1と2のリーダーのためのカリキュラム)

First Principles(基本原則)は、聖書的に考え理由付けができる能力を育てる。

<考えたこと・疑問点・示されたことなど>
・First Principlesとは、この世の幼稚な教えではなく、キリストの初歩の教えのこと。
 キリストと使徒によって教えられた信仰の基本。
・クリスチャン誰もが、これをマスターしないと、確信をもって神のみことばに聞き、
 それを行なっていく事ができない。
・すべてのものに初歩の教えがある。このことは、最近ギターの練習で左手の
 薬指と小指をトレーニングしながら考えていたことだった。
 苦痛がともない、楽ではない。でもやらないと次に進まない。
・考える事を教える教育
・本郷台で行なわれている様々なセミナー等との整合性、位置づけを考えてみたい。

・教育体系、ミニストリーの実践、牧会体制、事務体制、様々な外部向けの働き。
 本郷台キリスト教会の教会員が「成長する」というのはどのような道順をたどるのか。
 一人一人が、少なくとも自分自身でそのプランを立てる事が出来るような
 状態に導いていく必要があるのではないか。
・概念、フィロソフィーは分かった。しかしBILDの教材を用いていくことが、最善かどうかは
 吟味する必要もある。(基本的に英語であるということも含めて)
 もう少し教会で手を加えるべきところはないか?
・「日本語のテキスト」のためにはどうしたらいいか?


◆セッション3:
Curriculum for Type III and IV Leaders
(タイプ3と4のリーダーのためのカリキュラム)

<考えたこと・疑問点・示されたことなど>
・「リーダー」が育たなければ、教会は続いていかない。
 今まで自分は、育てる事というのをどのように捉え、行なおうとしていたのだろうか。
 堅い食物を食べる事が出来ない人に、精神論的に堅い食物をチャレンジさせている
 だけではなかったか?
・まだまだ自分の頭の中でも「献身者」が神学を学ぶものだと考えている古い人がいる。
・これらのリソースを学んでいくためには、まず自分が精通しなければならないのか。
 それとも基本的な方法、スキル、フィロソフィーをマスターすれば、自分でも行なえるのか?
 でも、少なくてもディスカッションのためには、他の人も必要だなあ。
・セルシステムの中でのリーダー訓練はどうだったっけ?
 LTGのようにリーダーがいらないというシステムをどう捕らえるか。
・本郷台のように、地域の問題に積極的に関わっていこうとする時、
 単なる知識を越えて、本当に聖書の言っていることの中で問題を解決していかなければならない。
・「聖書はこう言っている」という議論は、時に律法的であったり、
 自己正当化するためであったりする。気に入った箇所だけを繰り返し強調し、
 他のことにきちんと耳を傾けられない人もいる。
 そのために、確信をもってみことばを正しく扱うことに長けたものとなる必要がある。


◆セッション4:
Desiging a Certified, Nonformal, Indigenous, Level I-V Program
(1~5のリーダーのための、証明された、学校外の、固有のプログラムをデザインする)

<考えたこと・疑問点・示されたことなど>
・「修士」「博士」などの学位は、実際には必ずしもその人にその能力があることを保障しない。
・「よく訓練され学んだ人」を適切に評価できるシステム・基準が必要。
・本郷台で、本当に継続していく教会を建て上げていくための戦略は?
・BILDはこれから5年間、グローバルなリーダーシップトレーニングの働きにコミットするという。
 私達の教会も、彼らの取り組みから学ぶ事があるのではないか。
・頭の中ではいまだに古い神学校の概念を捨て切れていないのに、
 一方で「既存の神学校は役に立たない」という考え方が進入してきている。
 もう一度神学教育の必要性を明確に語る必要がある。

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