2006/02/01

根本治療

最後に骨盤矯正に行ってから、もうすぐ一年になる。

「一時的な処置で副鼻腔炎が良くなったとしても、骨のズレが治らないと、結局はその様な炎症を繰り返す事になるから、もう一度きちんと骨盤矯正に行ったほうがいいらしいわよ。」

そう指摘されて、もっともだと思った。
病巣を取り除くことは根本治療とは違う。
もちろん、悪循環を避けるため、対処療法や病巣の摘出は必要だと思う。しかし、体全体の構造や体質、生活パターン等を改善しないと、またいつかは同じことの繰り返しになる。そのために役立つと考えられるのは、骨盤療法や漢方薬ということになる。

骨盤療法というのは、まあ一種の整体みたいなものだが、骨盤のズレが万病のもとだという考えで、治療を行なうものだ。私が行った所では、「バラコンバンド」という生ゴム製の2mぐらいのゴムチューブを、自分で腰や他の間接に巻きつけては取り外す、という事の繰り返しにより、自分でも体の調整ができるというものだ。そして、時々その場所に行って、体全体の調整をしてもらう。

でも、もう一年も行ってない。
本来なら、行かなかったとしても、バラコンバンドで自分なりに体を調整しておくべきだ。
今だからこそ、行ったほうがいいような気もするが、なんだか気後れしてしまう。
一年も行っていないと、顔を合わし難くなってしまった。


うーん。これって教会にしばらく来れなくなってしまった人たちの思考パターンなのかも知れないなぁ。彼らは決して教会に来たくないと思っているわけではない。しかし、ずっと来れなかった事への多少の後ろめたさがあって、かえって来難くなってしまっているのではないか?久しぶりに顔を出すと、別に叱られないまでも、いちいち一人一人に弁解をしなくてはならない事を考えると、なかなか自由に教会に来られなくなってしまっているのではないだろうか。そんな事でずるずると日が延びてしまうと、いよいよ行ったみたいという気持ちも失せてしまう。だいたいそんな所なのではないだろうか。

それからもう一つ考えさせられること。「キリストのからだ」にも対処療法ではなく、根本治療が必要だということだ。 どこか肝心な所の小さなズレが、からだ全体の原因不明の不調につながることもある。
見える問題だけが、本当の問題ではないんだ。


まずは、自分自身と自分の周りの「ズレ」を、なるべく健全な状態へと戻すこと。
案外、そこからすべてが回り出すかもかもしれないな。

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