2006/04/14

最期の誘惑

「十字架から降りて来て、自分を救ってみろ。」
「他人は救ったが、自分は救えない。」
「キリスト、イスラエルの王さま。今、十字架から降りてもらおうか。
 われわれは、それを見たら信じるから。」
(マルコ15:30-32)


イエス・キリストへの最後の誘惑。
十字架から降りて来い。
そうすれば信じるから・・・。


ああ、主よ。
この恥辱を受け、最期まで十字架の死に従って下さった事を感謝します。

父なる神への、絶対的な信頼。
「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」
と叫ばずにはいられないほどにまで、従い通して下さった・・・。


彼には、私たちが見とれるような姿もなく、
輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない。
彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、
悲しみの人で病を知っていた。
人が顔をそむけるほどさげすまれ、
私たちも彼を尊ばなかった。
(イザヤ53:2,3)


私たちに与えられた十字架の勝利。
それは、どこまでも弱くなって下さった主の姿。

ああ、私に一番欠けているもの、
そして一番必要なものは、まさにその姿です。
私にも負わせて下さい。
十字架の主とお出会いするために。

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