2005/12/20

ムイ・ビエン

スペイン語の挨拶で「調子はどう?(コモ・エスタ?)」と聞かれたら、
調子が悪くても笑顔で「ムイ・ビエン(調子いいよ)」と答えるらしい。
(本当かな?)

ということで(?)今日は、鼻炎の話です。

慢性の鼻炎が気になって耳鼻科に行った。
そしたら、あらら。慢性副鼻腔炎だとのこと。
度重なる風邪や肺炎も、これが原因かも知れないとのこと。

私は鼻づまりで、よく口で息をする。これは喉に良くない。おまけに、副鼻腔に出来た膿から、細菌が喉や呼吸器に落ちて風邪や肺炎を引き起こす可能性があるらしい。万年風邪っぽい症状は、ここから来るのだと考えると納得がいく。さらに、そういう時に頭を下に向けると頭痛がひどくなる。それらの原因が、副鼻腔炎から来るものだとすれば、それを治せば全体的な症状が軽くなるということだ。なんだか希望が出てきた。

しかし、ネットでいろいろ調べる限り、副鼻腔炎も耳鼻科系の病としては治療が困難なものらしい。それでも、悪循環を引き起こしているのだから、対処療法的な治療でも、結構良い結果が出るのではないかと個人的には楽観視している。今日はとりあえず10日分の抗生物質等をもらい、来年早々もう一度きちんと写真を撮って治療方針を決めましょうとのことだった。

「からだ」というのは不思議だ。目に見える症状が本当の病とは限らない。症状を押さえるばかりが良いこととは言えない。根本的な原因を見つける必要がある。しかし、根本的な原因が分からない場合もあるし、分かっても治せない場合もある。そういう時は、もう一度からだ全体を見て、何をもって「健全」とするのかを再定義しなければならない。いや、身体的なからだだけではない。そもそも人間とは何なのか、何をもって人間らしい生活と呼ぶのかを考え直さなければならないのだろう。

幸いにして、私にはそういう事を考える機会がたくさん与えられた。その気になれば、どんな事からでも学ぶ事ができるのだ。

これは、私の得たかけがえのない「自由」の一側面。
ムイ・ビエン。グラシアス!

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